こんにちは、現役美容師のおマタギおじさんです。
お客様からよく聞かれる質問があります。
「市販のカラーと美容室のカラーって、何が違うんですか?」
今日はこれを、専門用語なしでわかりやすく説明します。
結論から言うと…
“薬が違う”というより、“設計思想が違う”んです。
■ 市販カラーは「誰が使っても染まる」設計
ドラッグストアに並んでいるカラー剤は、
✔ 髪質がわからない
✔ ダメージ履歴も不明
✔ 塗り方もバラバラ
という前提で作られています。
だからどうなるか?
👉 ちょっと強めに作られています。
健康な太い髪でもちゃんと染まるように、薬剤パワーは基本“固定で強め”。
つまり、
細い髪にも
傷んだ毛先にも
縮毛矯正毛にも
同じ強さで作用します。
これがダメージが出やすい理由です。
■ 美容室カラーは「その人専用に作る」
一方、美容室ではどうしているか。
僕たちはまず、
・髪の太さ
・ダメージレベル
・黒染め履歴
・縮毛矯正の有無
・希望の明るさ
を全部見ます。
そして、
✔ 薬剤の強さを変える
✔ 根元と毛先で塗り分ける
✔ 放置時間を調整する
つまり、「オーダーメイド」です。
同じ“アッシュ”でも、人によって中身は全然違います。
■ ダメージの本当の差は“後処理”
あまり知られていませんが、実はここが大きい。
美容室では
・前処理(保護)
・中間処理(アルカリ除去)
・後処理(pHを戻す)
を行います。
カラー後に薬剤をきちんと止める。
市販は基本的に「染めたら終わり」。
この差が、数ヶ月後の髪質に出ます。
■ ブリーチは特に注意
ブリーチは通常カラーの比じゃないくらい強いです。
1回でかなり内部構造を壊します。
特に、
・黒染め履歴あり
・縮毛矯正毛
・細毛
この3つは要注意。
正直に言うと、セルフブリーチはかなりリスク高いです。
■ じゃあセルフカラーは絶対ダメ?
そんなことはありません。
✔ 暗めカラー
✔ たまに染める程度
✔ ダメージ少なめ
なら大事故は起きにくいです。
でも、
⚠ ハイトーンにしたい
⚠ 繰り返しカラーしている
⚠ 将来パーマや縮毛矯正を考えている
なら、一度美容師に相談したほうが絶対にいい。
■ 美容師としての本音
僕らは「サロンに来てほしいから」言っているわけではありません。
髪は一度大きく傷むと、切るまで元に戻りません。
だからこそ、
“今安く済ませるか”
“長くきれいに保つか”
この選択なんです。
■ まとめ
市販と美容室の違いは、
✔ 薬の強さが固定か調整可能か
✔ ダメージコントロールがあるかないか
✔ オーダーメイドか既製品か
この差です。
髪は消耗品ではなく「資産」です。
どう扱うかで、1年後の状態はまったく変わります。


