「美容室で“トーン7”とか“レベル8”って言われたけど、正直よく分からなかった…」
そんな風に思ったこと、ありませんか?カラーの明るさを表す“トーン”や“レベル”は、美容師にとっては基本用語。でもお客様にとってはちょっと分かりづらいのが本音ですよね。
この記事では、美容師の私がカラーのトーン・レベルの違いと意味を、超わかりやすく・イメージしやすく解説します!
「どの明るさが自分に合っているの?」という疑問にもお答えしますので、これからカラーする方はぜひ参考にしてください。
◆ 1. 「トーン」と「レベル」って、そもそも何?
◉ どちらも“髪の明るさ”を表す数値です
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トーン(Tone):美容業界での明るさの基準。1(黒)〜20(非常に明るい金髪)まで。
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レベル(Level):主に日本の美容室や薬剤メーカーが使う数値で、意味はトーンとほぼ同じです。

👉 実は、美容師の中でも「トーンとレベルの違い」って厳密に分けていない人も多く、
“トーン=明るさの目安の単位”くらいの認識でOKです!
◆ 2. トーン表でイメージしよう(図解があると◎)
トーン/レベル | 色のイメージ |
---|---|
3~4 | 黒髪に近い。地毛くらい |
5~6 | 落ち着いたダークブラウン |
7~8 | ナチュラルなブラウン(会社OKの明るさ) |
9~10 | 明るめブラウン(透明感あり) |
11~13 | ライトブラウン~ミルクティー系 |
14~16 | ブリーチなしで限界の明るさ |
17以上 | ブリーチあり。かなり明るいハイトーン |

🔍 ポイント:トーンが上がる=明るくなる、トーンが下がる=暗くなる。
◆ 3. お客様によくある質問をQ&A形式で解説
Q1:「同じ色でもトーンが違うとどうなるの?」
A:たとえばアッシュ系でも、
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6トーン → 暗めで落ち着いたグレーっぽいブラウン
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10トーン → 明るくて透明感のあるアッシュベージュ
→ 色味(アッシュ)自体は同じでも、印象が全然違います!
Q2:「自分に似合うトーンってどう選べばいいの?」
A:似合わせは【肌色・パーソナルカラー・職場のルール】によって変わります。
肌のタイプ | おすすめトーン | 理由 |
---|---|---|
色白 | 9~12 | 明るさが映え、透明感UP |
黄み肌 | 6~9 | 落ち着いた色味で肌なじみ◎ |
色黒 | 5~7 | ダークカラーで艶感が引き立つ |

💡アドバイス:最初は7~8トーンから始めるのがバランスよし!
Q3:「白髪染めとおしゃれ染めではトーンは違うの?」
A:白髪染めは、明るさの選択肢がやや狭くなります。白髪をしっかりカバーするため、染料が濃く、9トーン以上になるとカバー力が落ちやすいです。
◆ 4. トーンが仕上がりに与える印象とは?
トーン | 印象キーワード |
---|---|
4〜6 | 落ち着き・大人っぽさ・知的 |
7〜9 | ナチュラル・好印象・清潔感 |
10〜13 | 軽やか・華やか・若々しさ |
14以上 | モード・個性的・海外風 |

✅ 美容室では、「どんな印象に見られたいか」から逆算してトーンを選ぶのがコツ!
◆ 5. カラーオーダーのときに知っておくと便利なこと
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色味(アッシュ・ピンク・ベージュなど)と、トーン(明るさ)は別もの!
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「アッシュの10トーンで」など具体的に言うと、伝わりやすい
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でも迷ったら、美容師に「職場OKで、柔らかく見える感じがいい」などイメージで伝える方が成功しやすい
◆ 6. トーン別おすすめカラー例
トーン | カラー例 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
5~6 | ダークアッシュ、ネイビー、赤みブラウン | 初めてカラー、暗髪好き、就活中の方 |
7~8 | ナチュラルブラウン、モカベージュ | 会社OKで柔らかく見せたい方 |
9~10 | ピンクブラウン、オリーブベージュ | 透明感・柔らかさを重視したい方 |
11以上 | ミルクティー、シルバーグレージュ | ハイトーン好き、個性派 |
◆ まとめ:トーンは“髪の明るさのものさし”。迷ったら美容師と相談を!
ヘアカラーの“トーン”や“レベル”は、難しそうに見えて、実はとてもシンプル。
自分に似合うトーンを知っておくと、カラー選びがもっと楽しくなります。
美容院では、プロ目線で丁寧なカウンセリングを通してお客様にぴったりのトーンをご提案していますので、「自分に似合う明るさがわからない…」という方も担当美容師に安心してご相談ください!
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