乾燥毛とは?|パサつく髪の正体
乾燥毛とは、毛髪内部の水分保持力が低下している状態を指します。
健康な髪は
- キューティクル
- コルテックス
- メデュラ
という構造で成り立っており、特にキューティクルが水分蒸発を防ぐ役割を担っています。
しかし、外的・内的要因によってキューティクルが損傷すると、
➡ 髪内部の水分が保持できず
➡ パサつき・広がり・ツヤ不足
といった「乾燥毛」の症状が現れます。
乾燥毛が起こる主な原因【美容師目線で解説】
① キューティクル損傷による水分流出
乾燥毛の最大の原因は、キューティクルの乱れ・欠損です。
キューティクルがダメージを受ける原因👇
- カラー・パーマ・縮毛矯正
- 紫外線
- 摩擦(ブラッシング・枕・タオル)
- 熱(ドライヤー・アイロン)
キューティクルが開いた状態になると、
髪内部の**CMC(細胞膜複合体)**が流出し、水分保持力が大きく低下します。
👉 トリートメントをしてもすぐパサつく人は、ここが原因。
② 髪内部のタンパク質不足
毛髪の約80〜90%はケラチンタンパク質で構成されています。
- 過度な薬剤施術
- 高温アイロンの多用
- 栄養不足
これらによりタンパク質が変性・流出すると、
髪は水分を抱え込めなくなり、乾燥毛が進行します。
👉 「細くなった」「ハリコシがない」も同時に感じる人は要注意。
③ 洗浄力が強すぎるシャンプーの使用
乾燥毛の方に多いのが、洗いすぎ問題。
- 高級アルコール系シャンプー
- 1日2回以上の洗髪
- ゴシゴシ洗い
これらは、頭皮と髪に必要な皮脂膜まで奪い、
髪表面の**疎水性(水をはじく力)**を低下させます。
結果として、
➡ 水分が蒸発しやすい
➡ 外気の影響を受けやすい
乾燥毛になりやすくなります。
④ 熱ダメージによる水分蒸発
ドライヤーやヘアアイロンの熱は、髪内部の水分を瞬時に奪う要因。
特に、
- 濡れたままアイロン
- 180℃以上の高温設定
- 長時間の温風
これらは、毛髪内部で水蒸気爆発を起こし、
内部構造そのものを破壊する可能性があります。
👉 一度壊れた内部構造は、自然回復しません。
乾燥毛を改善するための正しい対策【実践編】
① 髪質に合ったアウトバストリートメント選び
乾燥毛対策で最も即効性があるのが洗い流さないトリートメント。
- 軽度の乾燥毛 → ミルクタイプ
- 重度の乾燥毛 → オイル+ミルク併用
目的は
✔ 水分補給
✔ 油分によるフタ
👉 つけすぎは逆効果。毛先中心が鉄則。
② アミノ酸系シャンプーで水分保持力を高める
乾燥毛の方には、低刺激・保湿重視のアミノ酸系シャンプーがおすすめ。
洗い上がりの目安👇
- きしみが少ない
- 指通りがなめらか
- 泡切れが良い
「スッキリしすぎる」は、乾燥毛にはNGサインです。
③ 正しいドライヤー技術で乾燥を防ぐ
乾燥毛の方は乾かし方で8割決まると言っても過言ではありません。
正しい手順👇
- タオルドライで水分をしっかり取る
- 根元 → 中間 → 毛先の順で乾かす
- 仕上げに冷風でキューティクルを引き締める
これだけで、
- 水分蒸発の防止
- ツヤ感アップ
が大きく変わります。
④ 定期的なサロントリートメントで内部補修
ホームケアでは補いきれない部分は、サロントリートメントで内部補修。
特に乾燥毛が進行している方は、
- 4〜6週間に1回
- CMC・タンパク質補修系トリートメント
を取り入れるのが理想です。
乾燥毛は「原因を知ること」が改善の第一歩
乾燥毛は単なる「水分不足」ではなく、
髪の構造ダメージの結果として起こります。
原因を理解し、
- 洗う
- 乾かす
- 補修する
この3つを正しく行うことで、髪質は確実に変わります。
「自分の乾燥毛の原因が分からない」という方は、
一度プロの目で診断してもらうのもおすすめです。



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